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日本人晒骨標本を用いた脊椎分離症の解剖学的検討
著者: 高橋和久1 井上駿一1 松井宣夫1 渡部恒夫1 山縣正庸1 高山篤也1 里村洋一2
所属機関: 1千葉大学医学部整形外科学教室 2千葉大学医学部医療情報部
ページ範囲:P.1137 - P.1142
文献購入ページに移動従来,脊椎分離症の成因に関しては,人種的差異5,9),遺伝的先天的要因8),発育途上の椎弓の歪み1),生体力学的要因2,7),成長期における過度の力学的負荷4,6)などが指摘されているが,一般的には何らかの先天的要因の上に反復する力学的負荷が加わり,疲労骨折を生ずるものと推定されている10,11).本研究は日本人晒骨を用いることにより,分離腰椎の形態的特徴を検索し,さらにその病態および発生機序につき考察することを目的とした.
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