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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻12号

1983年11月発行

文献概要

臨床経験

著明な四肢麻痺を来たした陳旧性環軸椎脱臼の1治験例

著者: 宮田隆一1 樋口雅章1 川岸利光1 本道洋昭2 杉山義昭2

所属機関: 1富山県立中央病院整形外科 2富山県立中央病院脳神経外科

ページ範囲:P.1189 - P.1194

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 頭蓋頸椎移行部では,個体発生的にも系統発生的にもその発生の複雑性から様々な先天性奇形や移行形が発現する.そして,その後の発育や生後の2次的要因により,その解剖学的特異性から多彩な臨床症状を呈してくる.このため現在なお診断がつかず放置されたり,他の神経疾患と誤診されることも多い.
 今回われわれは,約30年にわたる経過で進行性に多彩な臨床症状を呈した陳旧性環軸椎脱臼の症例を経験し,観血的治療にて術後著明な症状の改善が得られたので,その経過の概要などについて若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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