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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻13号

1983年12月発行

文献概要

論述

変股症骨嚢包の発生および存在に対する生体力学的解析

著者: 上尾豊二1 中村孝志1 奥村秀雄1 山室隆夫1 堤定美2

所属機関: 1京都大学医学部整形外科学教室 2京都大学医用高分子センター

ページ範囲:P.1239 - P.1248

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はじめに
 変形性股関節症は主に関節の力学的破綻によって生ずるものと考えられる.したがって,その力学的な破壊作用に対して生体よりの防禦的な反応が生じてくる.骨は増大する応力に対して強い骨梁を形成し,骨棘を形成して荷重面積を増大させようとする.ところで,もう一つの変股症の主な所見である骨嚢包はどのような生体力学的背景を持って形成され,そして形成された嚢包はどのような意味を持っているのであろうか.単に否定的な存在なのか,それとも防禦作用の一翼を担っているのかを明らかにするために,有限要素法を用いて理論的な解析を試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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