icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻13号

1983年12月発行

文献概要

シンポジウム 電気刺激による骨形成

微弱直流による電気刺激の骨折及びその他の疾患に対する応用

著者: 酒匂崇1 清水恒光1 吉永一春1 牧信哉1 吉国長利1 貴島稔1 吉留鶴久1

所属機関: 1鹿児島大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1299 - P.1304

文献購入ページに移動
はじめに
 骨に電気刺激を与え骨形成を促進する試みは1953年,保田23)の発表により注目を集め,近年偽関節の治療に応用されるようになり,手術した結果あるいはそれ以上に良好な成績が報告されている.骨に対する電気刺激の応用は,これまでは主に遷延治癒骨折や偽関節についてであったが,著者らは骨折以外の症例にも電気刺激を行い効果の認められたものがあり,電気刺激の応用を広げつつある.
 この論文では,遷延治癒骨折や偽関節に対する著者らの経験を主に述べ,骨腫瘍類似疾患(bone cystなど)や腰椎後側方固定などにも応用しているので,それらの結果に検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら