文献詳細
論述
文献概要
はじめに
1838年Stromeyer15)は,いくつかの症例を報告して,先天性筋性斜頸(以下,筋性斜頸)が外力の強く働いた分娩の後に発生しやすいことを指摘した.
Fisher4)によれば,その後約50年間にわたって,Stromeyerの提唱した分娩外傷説に異論を唱える学者はいなかったという.分娩時の外力が筋性斜頸発生に関与していることを示唆する報告は,今日に至るまで絶えることがない3,5,8,11,13,17).
1838年Stromeyer15)は,いくつかの症例を報告して,先天性筋性斜頸(以下,筋性斜頸)が外力の強く働いた分娩の後に発生しやすいことを指摘した.
Fisher4)によれば,その後約50年間にわたって,Stromeyerの提唱した分娩外傷説に異論を唱える学者はいなかったという.分娩時の外力が筋性斜頸発生に関与していることを示唆する報告は,今日に至るまで絶えることがない3,5,8,11,13,17).
掲載誌情報