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論述
単殿位と先天性筋性斜頸
著者: 鈴木茂夫1 山室隆夫1 藤田仁2
所属機関: 1京都大学医学部整形外科学教室 2大津赤十字病院整形外科
ページ範囲:P.112 - P.119
文献購入ページに移動1838年Stromeyer15)は,いくつかの症例を報告して,先天性筋性斜頸(以下,筋性斜頸)が外力の強く働いた分娩の後に発生しやすいことを指摘した.
Fisher4)によれば,その後約50年間にわたって,Stromeyerの提唱した分娩外傷説に異論を唱える学者はいなかったという.分娩時の外力が筋性斜頸発生に関与していることを示唆する報告は,今日に至るまで絶えることがない3,5,8,11,13,17).
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