icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻2号

1983年02月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

広背筋移行による肘屈筋形成術

著者: 平山隆三1 柴田稔1 梅藤千秋1

所属機関: 1旭川医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.193 - P.198

文献購入ページに移動
はじめに
 筋腱移行による肘屈筋形成術には種々の方法があり,残存筋筋力にもよるがSteindler法あるいはSteindler 変法が第1に考慮される.しかし術後の合併症としての肘屈曲拘縮,回内拘縮の残存はさけ難い2).Schottstaedt(1955)4),Zancolli(1973)5)らによる広背筋をbipolarとして上腕に移行し肘屈筋筋力再建をはかる方法は細心な手術操作を必要とするが,術後の屈曲拘縮,回内拘縮の残存も少ない.Musculocutaneous flapとすれば,筋肉,皮膚同時欠損の機能再建にも利用できる.今回経験したmuscle flap(M flapと略す),musculocutaneous flap(M-C flapと略す)の症例を中心に主として手術手技につき詳述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら