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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻3号

1983年03月発行

文献概要

臨床経験

B群溶連菌による新生児化膿性骨髄炎の1症例

著者: 岡田幸也1 藤井英夫2 土居忠史2 樫本新2 中島道子3

所属機関: 1神戸大学医学部整形外科学教室 2姫路聖マリア病院整形外科 3姫路聖マリア病院小児科

ページ範囲:P.321 - P.325

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 B群溶連菌はStr. agalactiaeと呼ばれる牛の乳房炎の原因菌であり,人にはほとんど病原性がないと考えられていた.ところが1961年Hoodら9)により周産期の母子感染症における,この菌の重要性が指摘されてより,特に米国において1970年以降B群溶連菌による新生児感染症の報告が相継いでいる3,10).それに伴い新生児化膿性骨髄炎の起炎菌としても,注目を浴びており,今後その報告も増加してゆくものと考えられる.
 今回,生後29日女児のB群溶連菌による右上腕骨化膿性骨髄炎の症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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