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特集 上位頸椎部の諸問題 総括
VII.環軸椎亜脱臼の部
著者: 平林洌1 津山直一2
所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科学教室 2東京大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.379 - P.380
文献購入ページに移動第1席の白石(のじぎく)は,アテトーゼ型CP児が本脱臼のために痙直性を示し,これに対しhalo骨盤牽引と後方固定を行った治療難行例を報告した.又,CP児に合併した本脱臼が見逃されやすいことを警告した.
津山(東大)と大木(自治医大)も,同様の症例を追加し,見逃せば四肢麻痺となりやすいこと,手術では仮関節を形成しやすく,術後には異常運動のパターンに変化が生じること,後頭—環椎間に再脱臼の起こる可能性などを指摘した.
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