icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻4号

1983年04月発行

文献概要

特集 上位頸椎部の諸問題

上位頸椎奇形について—神経症状を中心として

著者: 藤井英治1 平林洌1 若野紘一1 鈴木信正1 里見和彦1 小林慶二2

所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科学教室 2都立大久保病院整形外科

ページ範囲:P.403 - P.411

文献購入ページに移動
はじめに
 頭蓋頸椎移行部は,発生学的に複雑な過程を経る部位であるため14,16),腰仙椎移行部と同様に先天奇形の好発部位である.奇形の形態は多様で,しかも重複して生じることが多い.また奇形に伴う臨床症状は,必ずしも奇形高位と一致するとは限らず,しかも症候も多彩なため,診断および治療に難渋することが多い.
 著者らは,慶応義塾大学整形外科で昭和45年から56年までの12年間に経験した上位頸椎奇形72例の神経症状を中心に検討し,発症機序について考察を行ったので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら