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論述
小児の脊髄損傷
著者: 飯島謹之助1 若野紘一1 小林慶二1 平林洌1 千野直一2
所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科学教室 2慶應義塾大学医学部リハビリテーション科
ページ範囲:P.499 - P.507
文献購入ページに移動小児の脊髄損傷は成人に比べると発生頻度が低く,X線上では明らかな脊椎の骨傷が認められないことが多く,また成因,病態,予後においても成人とは異なることが多い.そして,文献上にもまとまった報告が少なく,そのため本症の成因や病態には解明すべき点が多く残されている.
今同われわれは,慶應義塾大学病院ならびに関連病院において経験した分娩時外傷を含む8歳以下の小児の脊髄損傷11例について,その成因,病態,およびリハビリテーションの問題について検討し,若干の文献的考察を加えて報告する.
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