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論述
先天性下腿彎曲症手術例の長期成績
著者: 青木喜満1 佐々木鉄人1 須々田幸一1 八木知徳1 門司順一1 石井清一1 薄井正道1
所属機関: 1北海道大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.523 - P.530
文献購入ページに移動先天性下腿彎曲症は,生下時および生後より下腿の彎曲がみられ,それらの症例の多くば病的骨折を起こし偽関節を生ずる.特に脛腓骨の偽関節は整形外科的疾患の中でも最も難治性であり,これまで多くの手術方法が考案され追試されているが確定的なものは無い.また,その発生要因や病態についても,諸家により報告があるが,未だ不明な点が多い.
我々の教室では,これまで15例の先天性下腿彎曲症の治療を行っており,このうち先天性脛骨腓骨偽関節症には全て外科的治療が施行されている.今回,これらの症例について,手術方法および術後成績を検討し,更に成績に関与する因子について若干の考察を加えた.
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