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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻5号

1983年05月発行

文献概要

臨床経験

大腿骨頭すべり症を合併したKallmann症候群の1例

著者: 山本恵央1 玉井昭1 大根田豊1 山下正道1 藤原博1 三井宜夫1 増原建二1 上野良三2 岡本新悟3 西田師子3 塚本昇3 辻井正3

所属機関: 1奈良県立医科大学整形外科学教室 2香川医科大学整形外科学教室 3奈良県立医科大学第3内科学教室

ページ範囲:P.557 - P.563

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 Kallmann症候群は1944年Kallmannら5)によって詳細に報告された疾患で,低ゴナドトロピン性類宦官症に無臭症を伴うことが特徴とされている.本邦ては1972年土持ら8)が報告して以来,約30例の報告がみられるが4),大半は内科領域からのもので,内分泌学的に興味が注がれているものの,骨病変に関しての記載はほとんどみられない.最近,著者らは歩行障害を主訴として当科を受診し,大腿骨頭すべり症と類宦官症様体型を指摘され,内分泌学的精査の結果Kallmann症候群と診断しえた1例を経験したので文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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