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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻6号

1983年06月発行

文献概要

論述

成人三角筋拘縮症の病態と治療

著者: 佐野精司1 鳥山貞宜1 松崎浩已1 近藤正晴1

所属機関: 1日本大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.584 - P.590

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はじめに
 三角筋拘縮症は,大腿四頭筋についで頻度の高い拘縮症である.そのほとんどが幼・小児期に,三角筋部への筋注によって発症したものである.特異なこととしては,ほかの筋拘縮症でもみられたことであるが,特定地域に集団的発生をみた例が,とりわけ多いことであろう.
 これに反して,成人に達してから発症した三角筋拘縮症は,そのほとんどが1〜2例の症例報告であるため,術後経過の観察期間が短いものが多い欠点をもっている.したがって,本症に関するまとまった詳細な記載については,内外とも寡聞4,5,7)にして知らない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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