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論述
遅発性尺骨神経麻痺の検討
著者: 岡田正人1 山崎安朗1 東田紀彦1 村本潔1 西島雄一郎1 石野洋1 山本雅英1 佐々木雅仁1 谷和英1 玉田安彦1 日原聡1 石塚弘和1
所属機関: 1金沢医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.717 - P.724
文献購入ページに移動肘関節部において,尺骨神経が何等かの原因により障害され徐々に進行する麻痺は,1878年Panas18)によって報告され,Hunt8)によってtardyulnar palsyと命名された.著者らは長い期間きわめて些細な神経障害を繰り返しているうちに徐々に損傷されて起こるという水村15)の定義に従い診断した遅発性尺骨神経麻痺のうち,手術例24例について予後調査を行ったので報告し,尺骨神経病変の分類と予後,internal neurolysisの効果について若干の知見を得たので報告する.
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