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パソコンによる有限要素解析—大腿筋膜張筋の作用について
著者: 吉岡裕樹1 森本一男1 司馬良一2 広畑和志2 瀬口靖幸3
所属機関: 1国立明石病院整形外科 2神戸大学医学部整形外科学教室 3神戸大学工学部システム工学科
ページ範囲:P.743 - P.749
文献購入ページに移動有限要素解析は,バイオメカニクスに広く使われる手段として定着したように思うが,今なお入力データの作成およびそのチェックには多大の時間と手間を要し,本解析利用のネックになっていることは否めない.ここに紹介するシステムはその欠点を大幅に解消するものである.16ビットのマイクロコンピューター,入力用にDigitizer,データ保存用に磁気カセットテープをそれぞれ用いている.
本システムを股関節モデル実験に応用し,特に大腿筋膜張筋(以下筋膜張筋,ここでは腸脛靱帯も含めて扱うものとする)の作用を研究した.
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