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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻8号

1983年07月発行

文献概要

臨床経験

多発性骨髄腫の腰椎単純X線診断

著者: 谷本廣道1 田島宝2

所属機関: 1愛知県立第二青い鳥学園 2静岡済生会病院整形外科

ページ範囲:P.755 - P.759

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 従来,比較的稀な血液疾患と考えられていた多発性骨髄腫(以下,M. Mと略す)は,その臨床的特質から,腰背部痛を初発症状として整形外科を訪れることが多い.筆者らは,静岡済生会病院整形外科において,腰背部痛などを主訴として受診したM. M症例9例経験した.M. MのX線像として,頭蓋骨の打ち抜き像(punched-out-lesion)は,特徴的な所見であるが,その他の骨変化についての諸家の報告は,主観的要因が多く鑑別診断が困難な場合が少なくない.そこで今回M. M患者の腰椎単純X線にみられる椎体の形態的特微に注目し,形態計測して腰椎の骨変化に数量的な検索を加えたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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