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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻8号

1983年07月発行

文献概要

臨床経験

いわゆる胸肋鎖骨間骨化症について

著者: 白土修1 依田有八郎1 佐久間隆1 後藤英司1 橋本友幸1 松野丈夫2

所属機関: 1釧路労災病院整形外科 2北海道大学医学部整形外科

ページ範囲:P.773 - P.777

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 1978年園崎20)は,外観上,胸鎖関節および胸骨柄体部間関節に腫脹がみられ,X線上,同じ部位に異常骨形成をきたす疾患に対し「胸肋鎖骨間骨化症」と命名した.本症は,1974年同じく園崎19)が"左右対称的に鎖骨と第1肋骨との間に骨化をみた4症例"として発表したのが初めてであるが,以後報告の相次ぐ疾患である2〜5,7〜12,17,18,22〜26)
 近年,本症と皮膚科的疾患である掌蹠膿疱症(pustulosis palmaris et plantaris以下,P. P. P.と略す)との関係が注目されてきた1,6,21)が,その病態についての一致した見解はなく,またその疾患名ですら統一されていないのが現状である.今回,我々は本症と考えられる9症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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