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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科18巻9号

1983年08月発行

文献概要

シンポジウム 悪性軟部腫瘍の病理診断をめぐって

軟部肉腫の電子顕微鏡的アプローチ

著者: 恒吉正澄1

所属機関: 1九州大学医学部病理学教室第二講座

ページ範囲:P.839 - P.846

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 軟部肉腫の診断には臨床的事項および光学顕微鏡的所見が基盤となり最も重要であるが,時に電顕的観察が細胞起源の判定その他に役割を果たすことがある.電顕的観察に際しては腫瘍細胞の形,細胞質内小器官,細胞間基質の性状等の所見の総合的解析並びに特異的な構造物の検出が肉腫の診断の手助けとなる(遠城寺1982).
 ここでは当教室で新鮮な手術材料が得られた軟部肉腫90例の電顕的観察をもとに,超微形態上の鑑別診断の要点を述べる.なお便宜上肉腫を細胞並びに組織形態から6群に分け,電顕的所見を順次取り上げる(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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