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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻1号

1984年01月発行

文献概要

シンポジウム 関節鏡視下手術

外来鏡視下手術

著者: 藤沢義之1 塩見俊次1 三馬正幸1 増原建二2

所属機関: 1奈良新大宮整形外科 2奈良県立医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.37 - P.48

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はじめに
 鏡視下手術の利点として挙げられることは,関節切開が小さくてすむこと,社会復帰が早く行えること,手術に対する不安感が少なくてすむこと,治療期間が短いため費用が安いことなどであるが,このなかでも,早期社会復帰が最大のmeritであろう.その意味では,従来の関節切開手術の際と同様に入院していたのでは,その期間は以前より短縮されたとはいえ,そのmeritが十分生かされしているとはいえない.
 外国では,外来手術として行われることが少なくないが,ただ,麻酔は全身麻酔で行われており,その点では,人手や費用の面で問題がある.一方,わが国では,脊椎麻酔や硬膜外麻酔がよく用いられているが,手術そのものは,外来にてほとんど行われていないのが現状である(表1)1〜8)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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