臨床整形外科19巻10号

1984年10月発行

臨床経験

再発を繰り返した足趾に発生せるchondromyxoid fibromaの1例

著者： 石井要¹ 倉上啓介¹ 植家毅² 高井康男²

所属機関： ¹名古屋市立緑市民病院整形外科 ²名古屋市立城西病院整形外科

ページ範囲：P.1190 - P.1194

　Chondromyxoid fibromaは1948年Jaffe ＆ Lichtenstein^1）によって命名された比較的稀な腫瘍で，30歳以下に好発し10歳未満には少ない．また，本疾患は局所再発が比較的多く，再手術の必要性も高いとされている．我我は初発時年齢6歳の本疾患を経験し，3回の再発，4回にわたる手術を行い，現在経過良好な1例を経験したので報告する．