icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻11号

1984年11月発行

文献概要

視座

物を知らざる者,発見多し—松岡道治著,「人體畸形矯正学」を復刻して

著者: 島津晃1

所属機関: 1大阪市立大学・整形外科

ページ範囲:P.1203 - P.1204

文献購入ページに移動
 子供の頃「松岡整形外科病院」が大阪・北浜の電車通りにあり,ギブス包帯を巻かれた子供が病院の近くを通っているのを見受け,松岡教授という京都大学の立派な先生が居られ,むつかしい病気の人が行く病院だと商売人であった私の親から聞きました.そして,学生時代の外科総論の講義のとき,京阪神の整形外科のルーツは松岡道治先生だと教えられました.
 さて,3年前に,「先天性内反足の歴史」の原稿依頼があり,同じ書くなら日本の歴史をと,古書をしらべ,華岡青洲とその門下生によって,内反足に対する矯正包帯・手術が行われていたのには驚きました.同時に松岡先生が明治43年に「人体畸形矯正学」を出版されているのを知り,実物を探し,京都大学の細菌学教室の図書室の一隅に見付けることができました(整形外科 Mook,17,1〜10).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら