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論述
足関節果部骨折の治療成績について—多変量解析を利用しての検討
著者: 山下泉1 小野沢敏弘1 竹光義治1 内田幹也2
所属機関: 1旭川医科大学整杉外科学教室 2内田整形外科病院
ページ範囲:P.1237 - P.1246
文献購入ページに移動足関節果部骨折は,日常の診療に際しよく遭遇する骨折であるが,治療法の進歩にも拘らず,その予後は必ずしも満足できるものばかりではない.Burwell(1965)2)以来,予後成績に影響する因子として解剖学的整復の重要性が強調されてきたが,それ以外の因子について統計学的検討をほどこしながら言及している報告は少ない.
本論文の目的は,(1)予後成績と予後に影響を与えると思われる因子の関係を統計学的に解析する,(2)多変量解析(multivariate analysis)を用いて,将来の疼痛と可動域制限の程度を推定する予測式を作成しながら,それら因子の予後成績に対する寄与の度合を判断することにある.
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