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整形外科を育てた人達 第21回
Sir William Arbuthnot Lane, Bart.(1856-1943)
著者: 天児民和1
所属機関: 1九州大学
ページ範囲:P.1260 - P.1263
文献購入ページに移動誕生 1856年7月4日に北部ScotlandのInvernessに生れた.父はBenjamin Laneで軍医であった.母はCaroline Arbuthnot Erwingで病院の監察官の娘であった.父が軍医であったのでその任地が度々変わったが,常に父母と共に各地で生活した.やっと中部ScotlandのBridge of Allanという小さな町のStanley Hauseの学校に人学できた.学業成績は優秀であった.ただスポーツが好きになり,あまり熱心にスポーツをやるので父は学業成績が下がらないかと心配していたが,色々の賞を受けEdinburgh大学に入学できた.しかし医師になる決心をして1872年にはEdinburghを去り,父がLondonのWoolwichに転任になったのを機に近所にあるGuy's Hospitalで医学生として勉強させてもらうことになった.そのとき彼は16歳であった.その上に特に若く見えたが研修は熱心で学生の中では秀れた才能を認められた.
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