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臨床経験
肘関節離断性骨軟骨炎の術後長期検討
著者: 片岡紀和1 鈴木勝美2 塩川靖夫2 荻原義郎2 鶴田登代志2
所属機関: 1三重県立志摩病院整形外科 2三重大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.1289 - P.1295
文献購入ページに移動症例は表1の如く5症例6肘関節であり,初診時の年齢は14歳から48歳であった.なお,32歳,48歳の症例は10歳代から肘に自覚症状があったものの,その年齢まで放置していた.スポーツ,職業との関連では野球を行っていた者2名,テニス,柔道が各々1名,山林業従事者が1名であった.発生部位は右肘3例左肘1例,両肘1例であり,両肘発生例を除き全例利き手側に発生している.発症より手術までの期間は最短2年,最長12年であり平均6年であった.
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