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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻12号

1984年12月発行

文献概要

論述

Extra-abdominal desmoid tumor 18症例の検討

著者: 藤内守1 長田大助1 青山茂樹1 西川洋三1 森川公一1 井形高明1 松森茂2

所属機関: 1徳島大学医学部整形外科学教室 2小松島赤十字病院整形外科

ページ範囲:P.1335 - P.1344

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 Extra-abdominal desmoid tumorは若年者の深部の筋,腱鞘より発生し,組織学的には良性であるが,局所浸潤傾向が強く,外科的治療に抵抗する腫瘍であり,手術治療を繰り返すことも少なくない.そして,再発ごとに罹患肢の機能障害が強く,終局においては,罹患肢の離切断が余儀なくされた症例も報告されている.しかしながら,頻回の再発を示すにもかかわらず組織学的に悪性変化をきたしたという報告はない.
 本腫瘍の報告は欧米においては比較的多くみられるが,本邦では症例報告のみが多く,まとまった報告は少ない.今回,私達は徳島大学整形外科,及びその関連病院より18症例のextra-abdominal desmoid tumorを収録し,検討する機会を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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