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手術手技シリーズ 脊椎の手術・25
胸椎および胸腰椎移行部 後縦靱帯骨化症,黄色靱帯骨化症の手術
著者: 酒匂崇1 森園良幸1
所属機関: 1鹿児島大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.1375 - P.1381
文献購入ページに移動黄色靱帯骨化(OYL)や後縦靱帯骨化(OPLL)により胸椎部の脊髄障害や神経障害の出現する事が知られるようになり,本症の病態の認識の深まりと共に手術症例が増加しつつある.手術は椎弓切除による除圧が広く行われている.骨化により脊柱管は高度の狭窄の状態にあり余裕空間に乏しいため,手術操作により易損性になった脊髄を損傷し麻痺の増悪を来す危険性が多くあり,エアードリルを使用しての愛護的な手術が絶対に必要である.この論文では著者らの行っている方法を述べ,観血的治療の問題点にも触れる.
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