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論述
急性中心性頸髄損傷症候群(非骨傷性)の検討
著者: 新井永実1 円尾宗司1 高岩均1 中野謙吾1
所属機関: 1兵庫医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.147 - P.155
文献購入ページに移動急性中心性頸髄損傷症候群の概念は,1954年にSchneiderら16)により報告された.しかし本症候群の定義,治療に関しては,いまだ明確ではない.しかも,本症の本邦での報告10,12〜14,21〜23)は数少ないが,実際は日常,頸髄不全麻痺などとして取り扱われている場合もあり,決してまれなものとは思われない.
そこで,今回我々は,骨傷を伴わない本症例に関して検討する機会を得たので,若干の考察を加え報告する.
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