icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻2号

1984年02月発行

文献概要

手術手技シリーズ 脊椎の手術・19

頸椎腫瘍に対する手術手技

著者: 米延策雄1 小野啓郎1

所属機関: 1大阪大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.157 - P.163

文献購入ページに移動
はじめに
 頸椎腫瘍は比較的稀な疾患であるが,腫瘍としての性格,頸椎の解剖学的特異性からしばしば重篤な神経症状を惹起,あるいはその可能性がある.従って,多くは手術的治療が適応となる.その手術的治療の目的は腫瘍組織の切除,頸椎支持性の再建,神経組織の除圧である.この目的を達成すべく手術手技が選択されるが,腫瘍の組織・局在は様々であり,その手技に定型的なものはないし,単一の手技ではかたづかないものも多い.今までにこの手術手技シリーズで述べられてきた各種手技の応用編といえよう.また,特に悪性腫瘍については外科的療法は化学療法・放射線療法を含めた総合的な治療計画の一部であることを認識し,そのなかで適切な時期と手技とを選択する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら