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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻3号

1984年03月発行

文献概要

論述

分裂膝蓋骨の臨床症状,臨床所見および成因について

著者: 大橋義一1 腰野富久1

所属機関: 1横浜市立大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.231 - P.240

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はじめに
 1883年,Wenzel Gruber5)がはじめて分裂膝蓋骨を報告して以来,幾多の報告がなされてきている.分裂膝蓋骨は偶然に膝のX線検査で発見されるものが多く,膝痛の原因となることは少ないとされてきた.しかし膝痛で病院を訪れるものの中には有痛性分裂膝蓋骨もかなりみられ,その臨床像は明らかでない点が多い.我々は分裂膝蓋骨に対し種々検討を行ってきているが14,18),今回は当科で診断された分裂膝蓋骨の臨床症状や臨床所見につき検討を行い,いくつかの知見を得たので報告する.またその成因に関して考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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