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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻3号

1984年03月発行

臨床経験

外傷性膝蓋骨脱臼

著者: 伊藤晴夫1 菅井博哉1 加藤公1 白岡格2 大田斌人3 川井守4

所属機関: 1三重県立志摩病院整形外科 2愛媛大学医学部整形外科学教室 3国立津病院整形外科 4川井病院整形外科

ページ範囲:P.313 - P.318

文献概要

 外傷性膝蓋骨脱臼(acute traumatic dislocation of the patella,ATDP)は大部分のものは外側脱臼であり,解剖学的構築上の異常(脱臼素因)を伴うことが多い(表1).それを伴わないATDPは相当の外力が必要であり,発生も稀といわれている.またosteochondral fractureは膝蓋骨脱臼整復時に発生するものが大部分であることもよく知られた事実である.
 しかし,ATDPに関する報告は少なく,事実習慣性膝蓋骨脱臼(recurrent dislocation of the Patella,RDP)に移行して受診する機会が多いようである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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