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特集 頸部脊椎症(第12回脊椎外科研究会より)
特別講演—Cervical Spondylosis
著者: 酒匂崇2
所属機関: 1 2鹿児島大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.347 - P.352
文献購入ページに移動Dr. AbbotがSir Harold Stilesから教示されたthrust typeの移植骨を用いることによって,前方固定術が可能となった.この術式は手技的にも改良され,この外科的アプローチの適応は次第に拡大されていった.初期にはこの術式は再建術を要する重症例に対してのみ用いられ,成功しなかったが,適応範囲は次第に拡大されて,現在では本法による前方固定術の適応は,1.頸椎骨折,頸椎脱臼骨折,2.広汎椎弓切除術後の不安定椎,3.感染,4.新生物,5.頸椎椎間板障害,6.変形性頸椎症,7.前縦靱帯骨化による嚥下困難などであり,この講演では主に5,6について述べる.
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