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特集 頸部脊椎症(第12回脊椎外科研究会より)
Brown-Séquard型知覚障害とCervical spondylosis
著者: 菊地臣一1 松井達也1 星加一郎1 蓮江光男1 井上聖啓2
所属機関: 1日本赤十字社医療センター整形外科 2東京大学医学部神経内科学教室
ページ範囲:P.383 - P.387
文献購入ページに移動Cervical spondylotic myelopathyはその症例の多さもあり,今日では日常診療上ありふれた疾患の一つとなっている.しかし,典型的な例は問題ないが,時には他の疾患との鑑別上非常に困難を感じる例も少なくない.その際,知覚障害の有無が大きな鑑別点になる.今回は知覚障害という面に焦点を当て,その中でも特異的なタイプの一つであるBrown-Séquard型を示す症例を選び出し,このタイプの知覚障害が有している診断,治療上の意義について検討したので報告する.
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