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特集 頸部脊椎症(第12回脊椎外科研究会より)
頸部脊椎骨軟骨症の非手術例の長期追跡調査の検討
著者: 押領司光雄1 酒匂崇1 森本典夫1 米和徳1 上原裕史1 吉留鶴久1
所属機関: 1鹿児島大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.401 - P.407
文献購入ページに移動頸部脊椎骨軟骨症の非手術例の長期follow-upについての報告は少なく,本症の自然経過については不明の点がある.特に脊髄症状例では,脊髄麻痺は慢性に徐々に進行,悪化するとの意見があるが,一方,自然軽快例もあるとの意見もあり,異論のみられるところである.
今回我々は本症の自然経過を調査する目的にて,当科外来で頸部脊椎骨軟骨症や頸肩腕症候群と診断され,初診時以来5年以上経過した症例について,アンケート及び直接検診による調査を行い,臨床症状,経過,X線所見などについて検討を加えたので報告する.
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