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特集 頸部脊椎症(第12回脊椎外科研究会より)
アテトーゼ型脳性麻痺に合併して発生した頸部脊椎症性脊髄症の手術症例の検討
著者: 大木勲1 大井淑雄1 須永明1
所属機関: 1自治医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.425 - P.433
文献購入ページに移動脳性麻痺は通常非進行性疾患と考えられているが,アテトーゼ型脳性麻痺例では,特有のアテトーゼ運動が頸椎の変形を誘発し,比較的成人早期より頸部脊椎症性脊髄障害を惹起させることが知られている.この障害も高いレベルに発生し易く,肩甲上腕型の筋萎縮を伴い易く,また多椎間にわたった障害が多いなど問題も多い.それ故,保存的治療では効果なく,観血的治療法にも種々の問題が存在して治療に難渋を来たすことが多い.ここでは最近著者らが経験した3例の手術症例を報告し,その問題点につき検討する.
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