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特集 頸部脊椎症(第12回脊椎外科研究会より)
頸椎椎間板ヘルニアおよび頸椎症による脊髄症の術後神経症状悪化例の検討
著者: 米延策雄1 冨士武史1 藤原桂樹1 小野啓郎1 岡田孝三2
所属機関: 1大阪大学整形外科学教室 2香川医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.449 - P.455
文献購入ページに移動頸椎椎間板ヘルニアおよび頸椎症による重度の脊髄症に対して一般に外科的治療法が選択され,比較的安定した治療成績があげられている.しかし,なかには予期せぬ経過をたどる例を経験する.これらについては長期成績報告の一部として報告されているのをみるが,詳細な検討をしたものは少ない.これら術後神経症状の悪化例について調査し,その原因・対策について検討することは手術成績を向上させる意味からも重要である.
われわれは過去13年間に手術治療した症例について,この面から分析しその対策について考察する.
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