icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻5号

1984年05月発行

文献概要

論述

特発性大腿骨頭壊死の早期診断に対する選択的動脈造影の応用

著者: 渥美敬1 黒木良克1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院整形外科

ページ範囲:P.533 - P.544

文献購入ページに移動
 特発性大腿骨頭壊死は近年増加の傾向を示し,けっして稀な疾患ではなくなりつつある.しかし,本症が阻血性の壊死であることは明らかであるものの,その病態はいまだ解明されていない.
 本症が虚血性の疾患であるからには,従来明らかにされていないin vivoにおけるretinacular artery levelの変化を知る必要があると考え,著者は本症に対して選択的動脈造影(super-selective angiography)を施行し,その血行動態を明らかにしてきた1〜6).その結果,superior retinacular arteryが大腿骨頭頸部被膜を通る部位において,途絶等の血行障害を示す異常所見が明らかにされた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら