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論述
文献概要
特発性大腿骨頭壊死は近年増加の傾向を示し,けっして稀な疾患ではなくなりつつある.しかし,本症が阻血性の壊死であることは明らかであるものの,その病態はいまだ解明されていない.
本症が虚血性の疾患であるからには,従来明らかにされていないin vivoにおけるretinacular artery levelの変化を知る必要があると考え,著者は本症に対して選択的動脈造影(super-selective angiography)を施行し,その血行動態を明らかにしてきた1〜6).その結果,superior retinacular arteryが大腿骨頭頸部被膜を通る部位において,途絶等の血行障害を示す異常所見が明らかにされた.
本症が虚血性の疾患であるからには,従来明らかにされていないin vivoにおけるretinacular artery levelの変化を知る必要があると考え,著者は本症に対して選択的動脈造影(super-selective angiography)を施行し,その血行動態を明らかにしてきた1〜6).その結果,superior retinacular arteryが大腿骨頭頸部被膜を通る部位において,途絶等の血行障害を示す異常所見が明らかにされた.
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