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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻5号

1984年05月発行

論述

骨移植術を併用した股関節全置換術の成績

著者: 東隆1 坂井和夫1 岡垣健太郎1 原好延1 中洲裕1 西口豊憲1 西上茂樹1 安田浩成1 関谷博之1 高木希1

所属機関: 1大阪府立身体障害者福祉センター附属病院整形外科

ページ範囲:P.581 - P.589

文献概要

はじめに
 脱臼性股関節症に対し,人工関節置換術を行う場合,さまざまな問題に遭遇する.Charnleyはその困難さ故に,高度の先天股脱は股関節全置換術の適応でないと述べ,脱臼性股関節症に対しても,積極的には手術を勧めていない.臼蓋側での困難性は主として骨材料の不足にあり,これに対処するために多くの手術手技が報告されている.
 Charnleyら4)(1973)は,切除骨頭や,臼のリーミングによって生じるbone-pasteを用いて,臼蓋や臼内側を補強する方法を示唆した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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