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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻5号

1984年05月発行

文献概要

整形外科を育てた人達 第15回

William Ludwig Detmold(1808-1894)

著者: 天児民和1

所属機関: 1九州大学

ページ範囲:P.604 - P.607

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 米国に最初に整形外科を欧州より持ち込んだのはW. L. Detmoldである(図1).それは1837年の春であった.Detmoldは1808年12月27日にドイツのHanoverで生れた.父は医師Dr. Johann Heinrich DetmoldでHanover王家の宮廷医をしていた.Detmoldは7人兄弟の二番目であった.環境に恵まれ教育も順調に進み,1830年にはGöttingen大学で医師の資格を得て,Hanoverの近衛兵外科医に任ぜられている.丁度1831年にLouis Stromeyerが皮下切腱術に成功しているので,Detmoldは早速Stromeyerに師事している.師弟の年齢差は僅か4年しかなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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