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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻5号

1984年05月発行

文献概要

臨床経験

嚢胞状陰影を呈した膝蓋骨結核の1症例

著者: 高桑一彦1 野口哲夫1 加藤義治1 海木玄郷1 高野治雄1 森田多哉1 玉置哲也1

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.609 - P.612

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 骨関節結核のうち,扁平骨に発生する骨結核は稀であり,平野5)は,膝蓋骨に原発する骨結核は,0.1%と報告している.我々が渉猟し得た膝蓋骨結核の報告例は,我が国で6例にすぎず,そのうちの4例13,15〜17)は,定型的な骨結核の進展を示し,瘻孔が膝関節または皮膚に達している症例であった,今回,我々は,X線像で嚢胞状陰影を呈し,膝蓋骨内に限局し,瘻孔を形成しない型の骨結核を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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