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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻5号

1984年05月発行

文献概要

臨床経験

足背島状皮弁による下腿および足の再建

著者: 鳥居修平1 杉浦勲1 和田郁雄2 三輪昌彦2 花村浩克3

所属機関: 1名古屋大学医学部整形外科学教室 2臨港病院整形外科 3春日井整形外科

ページ範囲:P.617 - P.621

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 足背皮弁は足背動脈とその伴行静脈および背側静脈弓に栄養されるaxial pattern flapとして,1975年にMc-Crawら3)によりその臨床応用が報告された.下肢の骨の露出した皮膚欠損の治療には,従来局所皮弁以外にはcross leg皮弁が行われることが多かった.Cross leg法は術後の下肢保持に苦痛を伴い,2度にわたる手術を要するなど患者の負担は大きい.かかる症例に足背動脈とその伴行静脈を血管茎とする足背島状皮弁を移植し,良好な結果を得たので,それらの概略を報告するとともに,この術式の特徴と適応について検討を加え発表する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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