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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻6号

1984年06月発行

文献概要

論述

外反母趾に伴う中足骨頭部痛に対する中足骨斜め骨切り術について

著者: 武部恭一1 広畑和志2

所属機関: 1神戸大学医療技術短期大学部 2神戸大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.635 - P.641

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はじめに
 中足骨頭部痛という言葉は諸家により多少異なった意味に用いられているが,一般には母趾以外の足趾の中足趾節関節(以下MTP関節と略す)足底部の疼痛を主訴とする疾患を包括した症候名である5,13,14).したがって中足骨頭部痛と呼ばれる疾患も多様であるため,1981年Scranton14)は中足骨頭部痛の患者を1次性,2次性,前足部痛の3群に分類し,各々に属する疾患を明確にした(表1).
 これらのうち,とくに1次性中足骨頭部痛に対し欧米では従来より手術的治療が報告されているが,本邦ではその報告はみられない.われわれは最近主に外反母趾に伴った中足骨頭部痛の症例に対して中足骨斜め骨切り術を施行して満足できる成績を得ているのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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