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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻6号

1984年06月発行

文献概要

論述

分娩麻痺児の上肢長差について

著者: 屋宜公1 津山直一1 長野昭1 立花新太郎1 落合直之1 近藤徹2 原徹也3 畑栄一4

所属機関: 1東京大学医学部整形外科学教室 2埼玉医大リハビリテーション科 3都立広尾病院整形外科 4東京大学教育学部

ページ範囲:P.665 - P.669

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 ポリオにおける罹患肢の成長障害,およびその結果健側肢との間に肢長差を生ずる事実はよく知られている.特に下肢では脚長差のためADL上多大の障害をきたすので治療法等についても多くの研究がみられる.分娩麻痺あるいは幼小児期の末梢神経損傷でも上肢の生長障害をきたすことは周知のことであるが(図1)下肢に比べ上肢長差のためにADL上障害をきたすことは少ないためか,上肢長差に関する研究は殆んどみられない.分娩麻痺児の治療を行う上で有用な基礎資料を得るべく上肢長および周囲長を計測し,麻痺の重度との関係,年齢に伴う生長障害の度合等について若干の知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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