icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻6号

1984年06月発行

文献概要

臨床経験

20年を経過したアクリル樹脂骨頭について

著者: 後藤直史1 長屋郁郎1 浅井富明1 衛藤義人1 近藤徹1 牧山友三郎1

所属機関: 1国立名古屋病院整形外科

ページ範囲:P.731 - P.734

文献購入ページに移動
 高度股関節障害に対する外科療法として,人工材料を用いての再建術は,古くから行われており,1950年代よりJudetにより始められたアクリル樹脂人工骨頭1)が広く用いられてきた.しかしアクリル樹脂は,その組織反応などの為に,長期成績に問題を有し,現在では用いられなくなっている.
 今回我々は,1962年に当院にて挿入した自家製アクリル樹脂人工骨頭を,挿入後20年を経過して抜去し,Bateman型人工骨頭に再置換した症例を経験したので,その臨床経過,再置換時の手術所見に若干の検討を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら