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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻7号

1984年07月発行

文献概要

臨床経験

Charcot-Marie-Tooth病の1例—整形外科的考察

著者: 宮崎誠一1 渡辺優1 宮本敬二郎1 戸祭喜八1

所属機関: 1大阪回生病院整形外科

ページ範囲:P.823 - P.827

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 Charcot-Marie-Tooth病は,1886年Charcot,Marie1),Tooth2),の3名が別個に報告した足,下腿により始まる進行性の筋萎縮症である.通常20歳以前に歩行障害をもって発症し,原因は不明であるが常染色体優性遺伝の例が多いとされている3,4).主病変は末梢神経のmyelinの消失と軸索の分節化が主体で,脊髄後根にも病変が及ぶ.進行は緩徐で生命の予後は良い.この疾患の初発症状が歩行障害,足部の変形であることから整形外科医の限にとまる事もあり得る.実際,足部の変形に対し外科的治療も含め種々の治療がなされて来ている.今回我々は,その1例を経験しその足部の変形に対し,保存的治療法を試みてみたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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