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論述
手の外科におけるSilastic Sheetingの応用—各種癒着防止材料の適応にもふれて
著者: 伊藤恵康1 堀内行雄1 飯島謹之助1 小林保範1 高山真一郎1 内西兼一郎1 佐々木孝2 岩田清二2
所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科学教室 2済生会神奈川県病院整形外科
ページ範囲:P.983 - P.989
文献購入ページに移動日常よく行われる腱剥離術において,術中期待された程の良結果が得られない症例は少なくない.癒着が高度な場合は,剥離操作による組織損傷も甚だしく,剥離範囲も広範囲に及び,術後の浮腫,疼痛のため後療法も十分に行えず,再癒着を起こすことになる.
このような再癒着の防止,或いは腱や神経修復時の周囲組織との癒着防止を目的として,古くから種々の試みがなされてきた.
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