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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科19巻9号

1984年09月発行

文献概要

臨床経験

非産生型骨髄腫の1剖検例

著者: 佐藤功一1 永野柾巨1 泰江輝雄1 福島明1 鈴木基広1 森三樹雄2

所属機関: 1佼成病院整形外科 2佼成病院臨床検査科

ページ範囲:P.1065 - P.1069

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 多発性骨髄腫の診断は骨X線像,骨髄像,単クローン性免疫グロブリン,Bence-Jones蛋白などの所見より判断される,しかし時に,形態学的には典型的な骨髄腫でありながらM成分を証明し得ない例がある.1959年Girardら3)が非分泌型骨髄腫として報告して以来,診断の確かなもので約60例の報告がある2,14)
 われわれも,形態学上は多発性骨髄腫の像を呈しながら,血清中,尿中にM成分を証明し得ず,さらに,骨髄腫細胞内にM成分の産生を認め得なかった症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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