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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科2巻1号

1967年01月発行

文献概要

シンポジウム 脊髄損傷

脊髄損傷患者における尿路管理

著者: 池上奎一1

所属機関: 1熊本大学医学部泌尿器科教室

ページ範囲:P.29 - P.34

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 脊損患者には種々の尿路疾患が合併するが,これらに対する処置が適切を欠くときは,単に患者の社会復帰を遅延せしめるに止まらず続発する腎機能障害の結果全身状態の悪化を招き,遂には死因となることも少くない.脊損想者の予後に関する統計では死因の第1位に尿路合併症を挙げるものも多く,適切な尿路管理は脊損患者の治療上もつとも重要な問題の1つと言うことが出来る.私は最近英国Stoke Mandeville HospitalのNational Spinal Injuries Centre(以下S. M. Hosp.と略)における脊損患者の尿路管理について泌尿器科的観点から詳さに見学する機会を得たので,その経験を中心として脊損患者における尿路管理上の2,3の問題点について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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