icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科2巻1号

1967年01月発行

文献概要

境界領域

滑液膜性腫瘍の組織構造

著者: 三友善夫1

所属機関: 1東京医科歯科大学(病理)

ページ範囲:P.65 - P.72

文献購入ページに移動
緒言
 関節滑液膜,腱鞘,粘液嚢などの滑液膜性組織由来の悪性腫瘍の発生頻度は決して多いものではなく,むしろ稀で,わが国では四ツ柳(1942)の報告例が最初とされ,以来僅かに50例余りを数えるにすぎないようである.欧米においても比較的少なく,Simon(1865)が関節滑液膜の原発性肉腫として報告してから,Synovial endothelioma,Synovial sarcoendothelioma,Malignant mesothelioma,Sarcoendothelioma,Malignant synovioma,Synovial sarcomaなどの種々の名称のもとに報告されて来た.現在では他の間葉系腫瘍と相俟つて,Synovial sarcomaの名称がもつとも多く用いられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら