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論述
骨腫瘍由来培養株化細胞における電顕像とその問題点
著者: 高瀬武平1 井村慎一1 武田正典1 安土忠義1
所属機関: 1金沢大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.993 - P.1003
文献購入ページに移動電子顕微鏡の発達は近年めざましいものがあり,細胞をsubcellular level,さらにmolecular levelで解明することができるようになつた.さて色々な組織細胞の超微構造が明らかにされてきたが,未分化な細胞の超微構造上の特徴をとらえることは,はなはだ困難である.
さて,Roux(1885)が初めて生体組織の体外培養に成功して以来,多くの研究者達により,正常組織およびヒト・動物腫瘍組織の培養が試みられ,L細胞,HeLa細胞,FL細胞,その他幾多の株化細胞の確立をみた.
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