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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科2巻11号

1967年11月発行

文献概要

視座

脊椎カリエスの治療

著者: 岩原寅猪1

所属機関: 1国立村山療養所

ページ範囲:P.1083 - P.1084

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 今日,結核が斜陽疾患となつたことはだれしもが認めるところで,とくに二次結核においてそれが顕著で,骨関節結核もごたぶんに漏れない.たとえば,慶大病院整形外科においては6,7年前の集計でも第2次世界大戦前の1/100に激減し,今日では1/200あるいは1/300となつていると推定される.
 かつて結核が国民病といわれた時代に,脊椎カリエスは肺結核,肋膜炎,結核性腹膜炎に次いで結核性疾患中その発生頻度は第4位にあり,他の骨関節結核の総和よりもその発生頻度は大であつた.今日,国立村山療養所においてそのことがはつきり観取される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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